「スプリンクラー設備」とは、建物内で火災が発生した際に自動で散水して消火・延焼防止を行う自動消火設備の一種です。主に、ビル・工場・病院・商業施設・倉庫などに設置され、消防法で設置が義務づけられている場合もあります。
🔧【スプリンクラー設備の基本構成】
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スプリンクラーヘッド
天井に取り付けられたノズルで、一定の温度(例:72℃)に達するとガラス球などが破裂し、水が放出されます。 -
配管系統
スプリンクラーヘッドへ水を供給する管。建物内を網目状に配管されています。 -
水源(タンク・水槽)
常に一定量の水が供給できるように、水槽や水道管などの水源があります。 -
加圧ポンプ(起動ポンプ)
水を一定の圧力でスプリンクラーヘッドへ送るための装置。 -
警報装置
作動時に火災警報を発し、外部に通知する装置が併設されています。
✅【設置義務と基準】
日本では、消防法(消防法施行令第12条、消防設備等の設置基準)により、一定規模以上の建物には設置が義務付けられています。
例:
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延べ面積が1,000㎡以上の物販店舗
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病院、老人ホームなど不特定多数・避難困難者が利用する施設
📌【種類】
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湿式式(最も一般的)
常に配管内に水が満たされている方式。 -
乾式式
寒冷地などで凍結防止のため、配管に空気を充填しておき、作動時に水を送る方式。 -
予作動式
誤作動防止のため、火災感知器と連動して作動するタイプ。



