「電気主任者」とは、日本の法律に基づいて電気設備の保安・管理を行うために選任される技術者のことを指します。正式には「電気主任技術者(でんきしゅにんぎじゅつしゃ)」と呼ばれています。
🔌 電気主任技術者とは?
電気事業法に基づき、一定規模以上の電気工作物(例:工場やビルなどの高圧設備)を設置・使用する事業者は、その設備の保安を担当する「電気主任技術者」を選任しなければなりません。
🧠 主な役割
電気主任者の主な業務には以下があります:
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電気設備の点検・保守
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法令に基づく記録・報告
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異常・事故発生時の対応と再発防止策の検討
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工事の監督・指導
📜 資格の種類(電験)
電気主任者として選任されるには、国家資格である「電気主任技術者試験」(通称「電験」)に合格するか、特定の実務経験や学歴により認定を受ける必要があります。
電験には3つの区分があります:
| 区分 | 管理できる電圧 | 主な担当範囲 |
|---|---|---|
| 第三種 | 低圧・高圧(6.6kV)まで | ビル、工場の受電設備など |
| 第二種 | 特別高圧(~17万V)まで | 大規模工場、変電所 |
| 第一種 | 制限なし | 発電所、超高圧設備など |
🧪 試験情報
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試験実施機関:一般財団法人 電気技術者試験センター(JETC)
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試験時期:毎年9月頃(年度によって変動)
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難易度:
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第三種:理系の基礎知識が必要。合格率は10〜15%前後。
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第二種・第一種:さらに難しく、合格率は5%前後。
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💼 活躍の場
電気主任技術者の資格を持っていると、以下のような職場で重宝されます:
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工場・プラントの電気設備管理
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ビルメンテナンス会社
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発電所や変電所
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電気保安法人(外部委託で保安業務を請け負う企業)
🔍 外部委託も可能
一定の条件を満たせば、電気保安法人などに電気主任者業務を外部委託することも可能です。ただし、すべての設備において委託が認められるわけではありません。



