💧 ビル管理における水槽の清掃・点検 Q&A
Q1. ビルの水槽にはどのような種類がありますか?
A:
主に以下の種類があります:
種類 役割
受水槽 上水道からの水を一時的に貯めるタンク
高置水槽 建物の上部に設置し、自然圧で水を供給
汚水槽 トイレなどの汚水を一時的に溜めて排出
雑排水槽 台所・洗面所などの排水を集める
湧水槽 地下から湧く水(地下水)を処理・排出
Q2. 受水槽・高置水槽の清掃はどのくらいの頻度で必要ですか?
A:
年1回以上の清掃がビル管理法(建築物衛生法)により義務付けられています(10m³超の貯水槽を持つ建築物)。
Q3. 水槽の清掃内容はどんなことを行いますか?
A:
一般的な清掃作業の流れ:
水槽の断水・排水
内部の目視点検(ひび割れ、錆、ゴミ、異物など)
壁面・底部の洗浄(高圧洗浄・ブラッシング)
殺菌消毒(次亜塩素酸ナトリウムなど)
残留塩素の測定
通水確認・再稼働
Q4. 水槽清掃はどんな業者が行いますか?
A:
「建築物飲料水貯水槽清掃業」の登録業者が対応します。都道府県での登録が必要で、登録業者であることの確認が重要です。
Q5. 水質検査は清掃とは別に必要ですか?
A:
はい、以下の検査が必要です:
簡易水質検査:月1回以上(色、臭気、残留塩素など)
水質検査(11項目以上):年1回(清掃と同時期が一般的)
Q6. 排水槽(汚水槽・雑排水槽など)の清掃頻度は?
A:
通常は半年に1回以上が推奨されます(建物の使用状況により変動)。
悪臭・詰まり・害虫の発生リスクがあるため、定期清掃が必須です。
Q7. 水槽の点検項目には何がありますか?
A:
点検では以下を確認します:
蓋の施錠状態(異物混入防止)
水槽本体のひび割れ・変形・腐食
オーバーフロー管や通気管の破損
水のにごり・異臭・異物混入
ボールタップ・バルブの動作確認
水位や流入状況の異常有無
Q8. 水槽管理での注意点・トラブル例は?
A:
清掃記録が残っていない
フタが壊れていて異物や小動物が混入
湧水槽で水が溢れ床が浸水
錆やバクテリアで水が赤く濁る
塩素濃度が基準値未満で水質基準違反
→ すべて、管理責任が問われる対象になります。
Q9. 管理記録はどのように残しますか?
A:
点検・清掃報告書(写真付き)
水質検査結果票
貯水槽清掃実施記録
点検チェックシート(デジタル or 紙)
→ 点検履歴は3年間の保管が望まれます(自治体による)。
✅ 管理チェックリスト例(受水槽)
点検項目 内容 点検頻度
フタの施錠 密閉されているか 月1回
外観 ひび・錆・変形がないか 月1回
水質 にごり・臭い・異物がないか 月1回
殺菌状態 残留塩素の測定 週1回
清掃 専門業者による洗浄・消毒 年1回
記録 点検・清掃履歴の保存 常時



